プログラム解析器 TEBA の使い方を学ぶとともに、 プログラム解析における基礎的な知識を修得します。 また、スクリプト言語である Perl について、文字列処理を中心に学びます。 この演習では、プログラムの構文解析に関する知識を前提としますので、 コンパイラについては復習をしておいてください。
TEBA は吉田が開発しているプログラム解析器です。 ソースコードを属性付き字句系列に変換し、属性付き字句系列に対する処理として、 プログラム解析やプログラム変換などのプログラム開発支援ツールを実現できるようにします。 プログラム解析器は、TEBA 以外にも Sapid, srcML, DMS, yacfe など様々なものが開発されています。 TEBAの特徴は、前処理前のC言語のソースコードに対するプログラムのパターン変換の実現を目指している点です。 また、属性付き字句系列というテキスト形式で抽象構文木を構成するので、 ツールを構築に必要な基礎知識が少なくてすみ、 また、複数のツールを 組み合わせて大きな処理を実現しやすいことも特徴です。
これらが必ずしも最良の参考資料とは限らないので、各自で他のウェブサイトや書籍等も調べること。